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ワールドカップフランス大会、真夜中のくじ引き!
日本が自力でドイツワールドカップの切符を手にしたことで、ホッと胸をなでおろしている人も多いことだろう!「私もやったー!嬉し〜い!!」の気持で一杯だ。
思い起こせば1998年のフランス大会予選は、初めてのワールドカップ出場をかけ、選手もサポーターもひとつになって、フランスに行くことを願い一試合一試合戦ったものだ。
私も日本で行なわれた予選は全てスタジアムに足を運び、一喜一憂した。だからフランス行きが決まった時は涙が止まらなかった。そしてその数分後には「フランスまで応援に行くぞー!」と握り拳を振り上げていた。
開催日が近づくにつれ、連日テレビでチケット騒動が大きく報じられるようになった。私達の応援ツアー(アルゼンチン戦&クロアチア戦の2試合観戦)の出発が3日後に迫ったその日、私は家でフランス行きの壮行会をしていた。その時チケットの話題ものぼったが、「しっかりした旅行代理店のツアーだから大丈夫よ!」とほろ酔い気分で力強く答えた数分後、電話がなった。
それはまさに今話していた旅行代理店からだった。内容をかいつまんで言うと「すいません、チケットがありません!それでも行きますか?」「・・・。」一瞬にして酔いが覚めた。
会社には有給休暇の届けも出したし、クライアントには何ヶ月もかけ根回しをし、サッカー好きの海老根さんならしょうがないですよね。との言葉をもらい、意気揚々と出発の日を迎えようとしていたのに・・・。
ここで「そうですか、では行くのは辞めます。」などと言ったら女がすたる!!不安な気持を抱えつつ、3日後成田空港へと向った。わずかな期待は裏切られ、「やはりチケットはありません。」と添乗員から告げられた。でも「一試合でも観戦できない場合は、全額旅費はお返しします。」の言葉に、『初出場する日本代表と共に、お祭り気分を味わうだけでもいいかな。』などと少しけちくさい考えが頭の中をよぎった。
否!私は何の為にフランスに行くのか!?12人目の選手としてなんと恥ずかしい!
ロンドン経由で、初戦のアルゼンチンと戦うスタジアムがあるツールーズの街に到着したのは、夜の11時30分を回っていた。空港からホテルへ向うバスの中、「チケットが手に入りました!でも残念ながら全員の分はありませんのでこれからくじ引きを行ないます。」何人観戦できるのかもわからぬまま、『当たりますように!』と念じながらくじを引いた。
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『24』私の引いた番号だ。一緒に行ったもうひとりは『33』、偶然同じツアーに参加していた友達は『3』だった。「発表します!1〜11番の方おめでとうございます。」なんと“イレブン”が当たり人数だったとは!気が利いている・・・な〜んて言ってる場合じゃない!くじ運のない私達は、結局明日はスタジアムから遠く離れた大スクリーンで観戦することになった。
フランスまで応援に来て見れないなんて!悲しい気持の反面、頭の片隅に『じゃぁ旅費はただ!?』と、またまたせこい考えが浮かんでは消えた。
でも、神は私を見捨てなかった!! |
| (次回へ続く) |
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