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ポントワイズをタクシーで迷走!?
帰りは無人駅となっていたので、イタリアの教訓もありしっかりチケットの検印をして帰りの電車に乗り込んだ、迄はよかったのだが・・。乗り換え駅を間違えてしまった。なぜあの駅で降りたのか?今では覚えていないのだが、とんでもなく見知らぬ街で降りてしまったことは事実だった。
バスで移動しようか、はたまた・・。ポントワイズまで行ければなんとかなる!地図を見ると差程遠くはなさそうだ。バスに乗ってこれ以上迷ったら大変とタクシーに乗った。「ポントワイズ駅までお願いします。」運転手は大きくうなずき走り出した。
ホッとしたのも束の間、坂道をどんどん登って行く。さっき来る途中で見た駅は、坂の下の方にあったよねぇ。坂の上には確かお城が・・・。予感適中!お城目指して登って行く。英語のステーションが通じなかったのか、私のイントネーションが悪かったのか?とにかく慌ててフランス語を調べて「ポントワイズ駅シルブプレ!」
運転手の顔色が変わった。また大きく首を降り坂道を下りはじめた。
この時私はもうひとつドキドキしていることがあった。それは手持ちのお金があまりないことだった。旅行中は面倒なので私が全て支払いをすることにしていたのだ。
まさかタクシーに乗るとは思っていなかったし、帰りのチケットも買わなくちゃいけない。こんなに遠回りしてるし幾らかかるだろう?
ハラハラしながらやっと駅に着いた。恐る恐るメーターを見る。と運転手が「いらないよ!」というしぐさ。「えっそんなぁ!」それは困るというジェスチャーをしながらも、気がつけば「メルシー、メルシーボーク」(ありがとう、本当にありがとう!!)と言って彼の手を両手で握っていた。私の心からの感謝の表現だった。
次の電車が来る迄に少し時間があったのでカフェを飲んだ。タクシーの運転手はきっとポントワイズと聞いただけで、観光客風だった私達が、きっと街のシンボルのお城を見に来たのだろう、と思ったのかもしれない。でもその早とちりを認め、全くお金を受け取らない姿勢には心打たれた。というか本当に助かった!!おかげでこうやってカフェまで飲むことができるんだもの。もう一度絶対この街に来るからね、と心に誓った。
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