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ゴールデンウィークが終わり、「海の日(7/18)まで当分、祝日はないんですよ!!テンション下がりますよね・・・」とは私の知人の弁。
とは言うものの、私はこの季節が嫌いではない。何故ならば、毎年恒例の果実酒を漬ける時期であり、バジルなどの料理用ハーブを植える時期であり、また私と愛犬の散歩道には色とりどりの薔薇が咲きあふれる時期だからだ。
薔薇と言えば、2年半ほど前にイタリア・トスカーナ地方のワイナリーをレンタカーで廻った時のこと。各ワイナリーのブドウ畑で不思議な光景を目にした。ブドウの畝(うね)ごとに必ず薔薇が一株植えられているのである。しかも、種類は様々で、観賞用として栽培されているようには思えないほど無造作な植え方なのである。かと言って、ブドウの種類ごとに花を区別しているわけでもなさそうである。イタリア人の気まぐれなのか・・・。
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また、ブドウ畑には必ずと言っていいほどオリーブも植えられていた。なかにはブドウとオリーブを芸術的に配置しているワイナリーさえある。これは両者の相性が良く、共に植えると互いの生長に良い影響を与えるコンパニオン・プランツ(共栄植物)の関係であるらしい。 |
それを証明するかのように、ワイナリーの直売所にはワインと畑の副産物であるオリーブオイルが売られており、店内ではワインの試飲だけでなくオリーブオイルの試食も勧められる。ラベルもワインと同じデザインで、どのブドウ畑で採れたオリーブオイルなのかが識別できるようになっている。同じブドウ畑産ワインとオリーブオイルのペア販売、こればかりはワイナリーの直販所でしかお目にかかれない。私もしっかりと、サン・フェリーチェ社のブルネッロ・ディ・モンタルチーノとオリーブオイルを購入してしまった。
しかし、「何故、薔薇が?」滞在中この疑問が解消されることはなかった。
帰国後、サントリー登美の丘ワイナリーが出している「ぶどうの本」という小冊子を目にした。文字通りワイン用ブドウの種類などが解説してあり、読み進んでみると、そこに私がトスカーナ滞在中疑問に思っていた「薔薇の謎」の答が『ぶどう畑のかくし味』という項目にあった。答はこうである。
『薔薇は病気に大変弱いため、畑に病気が広がりそうな時にいち早く教えてくれる「病気の予防センサー」の役割を果たしている。』
これを読み、私はスッキリした。イタリア人は気まぐれで植えていたのではなかったのだ。きちんとした理由が存在していたのだ。
薔薇とワイン。一見するとキザな組み合わせだが、実はワインに変身する前からの長〜いお付き合い。是非あなたの食卓でも再会させてあげて!!
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